確定申告 医療費控除 対象になるもの ならないもの

桃子のつぶやき

確定申告~医療費控除の対象になるもの・ならないもの〜1

読了までの目安時間:約 5分

医療費控除の対象になるもの・ならないものは!

 

予防接種、市販薬、コンタクトレンズ代…医療費控除の対象?

医療費控除の定義は?
判断に迷ったら税法に立ち返る。これが税務実務では基本となります。まずは税法の条文において、医療費控除を受けられる医療費の範囲がどのように規定されているのか紹介します。医療費の範囲は所得税法施行令207条において「医療費の範囲に規定する政令で定める対価は、次に掲げるものの対価のうち、その病状その他財務省令で定める状況に応じて一般的に支出される水準を著しく超えない部分の金額とする」とあります。その後、「次に掲げるもの」を受けて

 

 

①「医師又は歯科医師による診療又は治療」

②「治療又は療養に必要な医薬品の購入」

③「病院、診療所又は助産所へ収容されるための人的役務の提供」などという記載が続きますが、いわば、これは「次に掲げるもの」の例示規定といっていいでしょう。

 

2:医療費控除の対象になるかどうかの判断基準
このように、所得税法には医療費控除に該当するものすべてが書かれているわけではありません。しかし、この例示規定をよく見ると、あるキーワードが隠されています。

そのキーワードとは、次の3つです。
 ①・医師又は歯科医師 → 「一定の資格を有する人」ということが読み取れます。
②・治療又は療養  →  「医療の目的」が読み取れます。
③・病院、診療所又は助産所 → 「一定の施設」ということが読み取れますね。

 

3:医療費控除の対象になるもの・ならないもの一覧
医療費控除の対象となるのは、いずれも医師や歯科医師など一定の資格者がかかわったものだと読み取れるでしょう。

医療費控除の対象は?(一部の例)

治療が目的なら医療費控除の対象
①インプラントや歯列矯正の費用は「咀嚼障害のため」であれば医療費控除の対象となりますがつまり、治療・療養目的であれば医療費控除の対象になりますが

②治療のための風邪薬の購入費は、市販薬であっても医療費控除の対象になりますが、

③家族にB型肝炎の患者さんがいて、医師のすすすめでB型肝炎ワクチンを接種した場合は、医療費控除の対象となります。

④カイロプラクティックなら、医師やあん摩・マッサージ・指圧・柔道整復師が行う場合には医療費控除の対象となります。

⑤コンタクトレンズや眼鏡の類も医師により治療上必要とされ、治療方法に合致するものであれば医療費控除の対象となります。

⑥「不妊治療」も目的が治療ですから、医療費控除の対象ということになるのです。

⑦薬局で購入した風邪薬に代表されるように、医療の目的が問われるものは「○(医療費控除の対象となる)」です。

医療費控除の対象外は?(一部の例)

美容・健康維持・予防が目的なら医療費控除の対象外
反対に、医療費控除に該当しないものにも共通のキーワードが見出せます。例えば、
・予防接種……また乳幼児のいる家庭で、B型肝炎やおたふく風邪、ロタウイルスなどの予防接種を任意(自費)で受けさせるケースもあるでしょう。この際の費用も、目的が「予防」なので、原則的には医療費控除の対象外です。
・美容のための……「美容目的」ということであれば対象外となります。
③・疲労回復 健康維持や治療・療養目的以外であればNGということです。
④・健康増進……インフルエンザの予防接種は医師に処置してもらったものでも「健康維持のため」となるので、医療費控除の対象にならないのです
などです。

⑤一方で、単なる転地療養が「×(医療費控除の対象とならない)」であることから、一定の施設でなければ医療費控除の対象外という考え方が読み取れます。

 

 

 

タグ :    

ライフワーク

この記事に関連する記事一覧

IP分散レンサバ