難治性腰痛症 ブロック無効腰痛症(BICB) 新治療概念 難治性疼痛 その2

桃子のつぶやき

難治性腰痛症~ブロック無効腰痛症(BICB)の新治療概念~難治性疼痛~その2

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私は、難治性慢性痛&難治性腰痛(疼痛)の事を書こうか、どうしようか?ずーっと迷ってた。世界中に、この厄介な難治性慢性痛に、悩まされている人が、沢山いる事を知り、書くのが私の使命だと、思い始めた。何故そう思ったかは、私も難治性慢性痛に苦しむ一人である。外形は元気そうに見えるので、一部の人に「芝居してる。痛いフリしてる。うつだ。」と心ない言葉を浴びせられて、どんなにか悔しい思いをしたことか。私には、親も子供も孫もいる。家族を守るためにも、書かなくてはいけないと思った。心ない言葉を浴びせる人は、もっと勉強してから、言えばいいのに外見だけ見て、推測で言うのに困る。自分が難治性慢性痛のような痛みが出た時に、昔痛みがある人に、心無い言葉をあびせたなぁ!と思うはずだ。痛みは自分しか分からないから。厳しい事を言うようだが体験しないとわからない。facebookにも、痛みのサイトがある。

 

 

 

今から高齢化社会に向かって難治性慢性痛は、増えると思う。難病指定でもない。また難治性慢性痛で仕事が出来ない人達が世界中に沢山いる。痛みは身体の中だから、外からは見えないし、人にも分からない。世間の人にこの病気の理解をしてもらいたい。と私は声をあげ続けよう!そして、この難治性慢性痛の人達、頑張りましょう!必ず痛みに効くものが、開発されると信じています。

今日は難治性慢性痛の事を投稿します。日常損傷病学より。↓↓

 

難治性腰痛症BICBの新治療概念

はじめに

神経根ブロック、硬膜外ブロックなどを行っても、一時的にでも症状が軽快することのない“ブロック無効腰痛症(BICB)”が存在することを認識することができたのは今年2014年のことです。それまではブロック無効で診断がつけられない腰痛は全て“精神異常(ヒステリー)”が原因と断定されてきたという伝統があり、それに反論する医師はほとんどいませんでした。私も「どうブロックを行っても治らない腰痛」を深追いしませんでした。BICBが存在することを認識できた理由は唯一「痛みの取れない腰痛」を軽快させることができたからであり、軽快させるための治療法がこれまでの腰痛治療の概念からかけはなれたところにあったからです。以下に挙げる症例は“これまでのあらゆる治療で一度でも軽快したことがない腰痛”を持つ症例で、それらの症例の胸椎に加療を行い軽快させることができることを示したものです。胸椎(胸髄)には痛みを中継する神経核(後角細胞)が存在し、私はそうした神経核を標的に治療を行ったところ、ほぼ全てのBICBで効果を発揮したという驚きの結果を導きました。つまり、腰痛の原因は脊髄にあり、その正体は脊髄炎である可能性が示唆されるということです。


この事実はまた、“全く何をやっても治らない”背中の痛み、上肢や首・肩こり・頭痛の原因はかなり上部にある頸髄に由来する脊髄炎であることが示唆されます。この“脊髄炎”の新たな概念は既存の医学知識を大きく打ち破る内容であるだけに、世界の医師たちが認めることができるかどうかは私にはわかりません。ですが、医師が認めるか認めないかにかかわらず、実際にあらゆるブロックが効果を発揮しない難治性の痛みが存在します。その方々の苦しみを考えれば、一刻も早く、この新理論が広まることを願っています。少なくと以下のような治療を行えば、治る可能性があるのですから。

症例5 34歳 M

  • 主訴:腰背部痛 両坐骨神経痛
  • 現症:前後屈時に腰痛 立位が長いと坐骨神経痛 手足の冷え 尿意頻回
  • 現病歴:17歳時(1997年)組体操中にL2の高さに腰痛。その痛みが消えることなくその後も持続。2006年にギックリ腰出現し、関東逓信病院ペイン科で硬膜外ブロックなど行うが効果なし。2013年から両坐骨神経痛(臀部から下肢後面の痛み)がさらに出現。2013年~Nペインクリニックに通い神経根ブロックなどを行うが無効

  • 治療1回目 腰部+胸部硬膜外ブロック 左右L4神経根ブロック 結果 治療した夜から痛みややや増強 数日で元に戻るが改善なし
  • 治療2回目 胸部(T12/L1)硬膜外ブロック+両L1神経根ブロック 両L1ブロック中に下肢後面に液体が流れていくような感覚あり。ブロック後ほぼ腰痛消失(ブロック後痛み消失は初めて体験する)、しかし数時間後には痛みが再燃
  • 治療3回目 不眠・イライラもあるとのことで上頚交感神経節ブロックも同時に開始。これにより数日よく眠れる。胸腰椎移行部へのブロックが多少効果ありとの情報を得、3回目以降、T12の高さにブロックを行うことになる。
  • 治療4回目以降 上頚交感神経節ブロック、胸部交感神経節ブロックをメインとし、除痛ではなく、脊髄の血行改善をブロックで行う方針に転換した。意外にも除痛効果があることが判明。腰痛には屈曲時痛と伸展時痛の2種類あることが判明。伸展時の痛みには治療効果が出やすく、屈曲時痛には無効。屈曲時痛は古くからある症状。初めて多少なりともブロックが奏功してきているので、繰り返し同様のブロックを行う。伸展時痛には効果あり。
  • 治療5回目 上頚交感神経節ブロック、胸部硬膜外ブロック(T10/11) ブロック数十分後、屈曲時痛の5割改善、伸展時痛10割改善。かつて受けたブロック治療の中でもっとも効果が出た(これまではブロック直後も全く痛みが改善しなかった)。ホットフラッシュが強く不眠。高い枕で寝ているとのこと、低い枕にするよう指導した。

考察:歩行困難ではないが7年前から腰痛、両坐骨神経痛に悩み、ブロック無効であることから心因性と判断され、現在心療内科にも通院している。これまでブロックが一度も数分も効いたことがなかったが、下部胸椎レベルにブロックを行うことで初めて痛みが軽快し始めた。ただし、背屈時の腰痛はブロックで軽快しやすいが、前屈時の腰痛はなかなか軽快しにくいという特徴があり、この二つの腰痛は病態生理が異なると思われる。いずれにしても馬尾へのブロックは無効で、脊髄円錐よりも上部脊髄への治療で軽快することから、脊髄炎(脊髄後角炎)が根底にあると思われる。


BICBの正体は脊髄炎

原因不明の難治性疼痛の原因は“脊髄炎”である可能性が出てきています。これまで“精神異常(ヒステリー)”と診断されていた疼痛患者は、実は器質的な異常のある脊髄炎であった可能性があります。 脊髄炎は現在の科学レベルのMRI画像では映し出すことが不可能です(病巣が小さすぎるため)。また血液にも炎症反応は現れません。脊髄炎の原因として最多は脊髄・脊椎不適合症候群(脊髄が尾側に強く引っ張られることによって脊髄の神経核が圧迫を受けて血行不良になり損傷する病態)であると思われます。しかしながら高齢者の場合の脊髄炎は主に動脈硬化や血管炎、血栓などの血管因子によるでしょう。 ラクナー脳梗塞が高齢者に普通に発症するように、脊髄にも微小な血管炎、血栓、塞栓が起こり、脊髄神経核に微小な虚血性の変性が起こると思われます(画像には映らない)。難治性疼痛はこのような脊髄炎の結果発生した中枢感作、中枢性疼痛過敏、であると思われます。

BICBの治療は簡単ではない

  •  このように難治性疼痛のシステムを私が多少解明できたとしても、治療には次の3つの壁があります。1、仮説であり証拠がない 2、症状と異なる部位への治療は患者に理解されない 3、リバウンドが起こると患者は不信感を持つ

1、証拠がない仮説は権威者が発表してこそ広まります。現在の状態では広まりません。

2、脊髄炎がどこに発生しているか特定できません。よって治療は試行錯誤を繰り返す形になります。しかし、注射が痛いと患者は試行錯誤をすることを許容しません。しかも、症状がすぐに軽快するとは限らないので、試行錯誤すること自体に患者が不信感と不快感を持ちやすく、治療が成立しにくいのです。かつ、注射にはリスクがつきまといます。リスクを軽減させるには多くのブロック経験が必要であり、技術的にそれを的確にできる医師は多くありません。

3、慢性難治性疼痛ではほぼ必ずリバウンドが来ます。しかしリバウンドは「死にたくなるほどつらい」ものなので、それを我慢してくれる患者は少ないでしょう。強いリバウンドが起こると患者は来院しなくなり治療が成立しません。

  •  これらの3つの壁を乗り越えるには、世にBICBの概念が広がり、民衆の一般知識として脊髄炎が確立され、きちんと治療できることが普及しなければなりません。そして多くの医師たちがBICB(脊髄炎)を研究し始めれば解決します。

難治性脊髄炎の厳しい治療法

BICBの正体が脊髄炎であることが世に広まれば、脳神経内科の治療方針が一変します。脊髄炎は脳神経内科の守備範囲だからです。そして難病と言われている様々な脊髄炎とBICBの間に明瞭な垣根がないことが判明するはずです。つまり、様々な難病である脊髄炎(筋委縮性側索硬化症、多発性硬化症など)の初期はBICBの症状を呈する可能性があります。現に、私のBICBの患者たちは視神経異常、球麻痺症状、上下肢の脱力感、fasciculationなどを合併する者が数名存在し、難治性脊髄疾患の診断項目にいくつかひっかかっています。よって、私は難治性脊髄疾患も初期のうちに私が行っているようなブロック治療を行えば、その進行を防ぎ、改善させることができると確信しています。例えば筋委縮性側索硬化症も初期であれば治せるのではないかと感じています。


しかしながら治療の道のりは簡単ではありません。私は痛くない、そしてリスクを著しく低下させることのできるブロック注射法を独自に開発し身に着けていますが、それでも、BICBの患者は薬剤の使用に極めて敏感で、0.5%キシロカインを1cc使用しただけで、めまいと吐き気で倒れてしまい意識ももうろうとなることがあります。つまり、患者自身が非常に高いリスクの宝庫と化していて、患者が薬剤やブロックへの拒否反応を示す状態の中、週に3回もブロックを数年間続けるというような強靭な精神力が必要になります。まさにリスクの中に自分を追い込む作業の繰り返しであり、医師に勇気と覚悟と信念が必要になります。重症の患者では少しのミスも許されない状況なのです。そして起こった全ての副反応に毎回対処しなければならず、ブロックを行う度に数時間、副反応の対処に追われます。ブロック自体も難易度の高い技術を要求され神経をすり減らします。それを週3回行います。そこまで精魂使い果たす治療を数年間継続して、やっと症状を改善させることができるというレベルです。もちろん、治る保証もありませんので出口の見えないトンネルを進むような作業です。私は先ほど、筋委縮性側索硬化症も治せると感じているといいましたが、治せるとしてもそのくらいおおがかりな作業を長期間繰り返さなければなりません。


BICBの正体が脊髄炎であることがたとえ判明し、脳神経内科がその治療に乗り出したとしても、脊髄炎の治療技術を脳神経内科の医師たちが獲得し得ないでしょう。問題はそういうところにあるわけです。 唯一、私と同様な治療ができるのはペイン科の医師のみですが、彼らにとって重症脊髄炎の患者はリスクが高すぎる、手間暇がかかりすぎる、ことにより採算の合わない患者となります。そして実際、彼らも「ブロック無効の患者=精神異常」と言い放ち、治療を断念しています。これらを解決し重症脊髄炎を不治の病ではなくすためには、国家レベルで研究所を設置し、そこに少数精鋭の医師を集めて治療を行うしか方法はないでしょう。 BICBと脊髄炎と重症脊髄炎がごっちゃになってしまいましたが、要するにこれらにはおそらく垣根がないことを述べています。BICBを治療することができるなら、その応用で重症脊髄疾患も治療できるようになるという意味です。

BICBの治療原理(仮説)

BICBは幼少から成長期は脊髄が背骨の成長速度(成長形態)に不適合であることから発生します。青年期から中年期は姿勢の悪化(仕事)などにより脊髄が過伸展→血行不良、これに自己免疫異常、代謝異常などが加わり発症します。中年期から初老期にかけては、脊髄の栄養血管が加齢により損傷し、血管炎や微小な血栓・塞栓を起こし脊髄炎が起こります。これによりBICBが進行し、重症脊髄炎となり、診断基準を満たすようになるとはじめて難病の病名がつけられることになります(ここまでになる方はほとんどいません)。軽度BICBでは重症脊髄炎に発展することはほとんどなく、難治性の痛みを持ち続けて一生を終えます。


これらの病態を治療するには脊髄の血行を改善させることが最良の策となります。場合によって寝具の指導、姿勢の指導で完治する場合もあるでしょう。通常、仕事をしている中年期のBICBでは仕事で悪化することは避けられません。よって、仕事中の悪姿勢により生じた脊髄の血行不良をブロック注射で血管を拡張させることにより手を打ちます。ブロックは痛みを取り除くためではなく、脊髄の血行を確保するためのものであり、考え方を180度変えなければなりません。どこの血行を拡張させるのか?を考えるとともに、どうすれば血行を改善させることができるのかを考えます。有効打となるのは交感神経節ブロックや硬膜外ブロックです。痛みを感じている部位はブロック高位の決め手になります。例えばS1エリアに痛みを訴えるのであればL1付近の脊髄円錐の血行改善を目標に置き、この高さをブロックします。同様にC7のエリアに痛みを訴える場合はC4~5の高さにブロックします。治療は神経根性の痛みをブロックするのではなく、脊髄後角細胞の血行改善が目標だからです。もちろん、神経根ブロックが有効な症例にはそのようなことをする必要はありません。根性の痛みはブロックが有効ですから。ブロック無効な場合にのみ、脊髄炎を考慮して神経根糸が脊髄後角細胞とシナプスを作る高さの交感神経をブロックします。

BICB治療の今後の展開

BICBが脊髄炎由来であることが将来的には解明されると信じています。しかし、解明するには多くの科の医師たちのプライドを傷つけていきます。不可解な疼痛を「精神疾患」と決めつけてきた精神科(心療内科)、見当違いな手術を行ってきた整形外科、脊髄由来であるとわかっていても治療が出来ない脳神経内科などなど、これらの科の権威ある教授たちのプライドを傷つけることになるでしょう。よって彼らの存命中はなかなかこうした内容は普及しません。教授の年齢を平均的に50歳とすると、今後30年間は普及しない見通しです。勇気ある医師は果敢にBICBを研究し、治療技術を身に着けてくれることを切に望んでいます。治らない痛み=精神が原因、と決めつけることに疑問を持つ医師が増えてくれることを切に望んでいます。

 

よって真実を追究するためには達観点に立つ必要があると述べたのです。自分の欲を完全に捨てた第三者の視点で患者を診察する視野です。
医師は教科書に掲載されていない症状を「患者のいいがかり」「患者の精神異常」として却下する傾向にありますが、その態度がいかに真実を見抜く目を曇らせるかを認識し、反省する時が来たのです。そのようにプライドに凝り固まった姿勢は多くの患者を不幸に陥れるでしょう。 医師が真実に突き当たるためにはこのプライドという名の「自己顕示欲」を完全に捨てた達観点に立つ必要があります。 しかし真実を追究することは名誉ある人々のプライドを傷つけます。


 

 

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